【完】好きって言ったら、




.

.
:
*





桐生くんの冷たさを改めて実感した、わたし。



気分は落ち込みますが、バイトはきちんとしなければいけないのがまた辛いです。



羚くんは今日もバイト入ってるから話聞いてもらわなくちゃ。





このままでわたし耐えれるかな……。



桐生くんと話せなくて、冷たくされて……。



作戦、1日目にして既に心が折れてしまいそうです。










バイトが終わると、



「華ちゃん、駅まで一緒に帰ろう。その間、今日のこと聞かせて?」



優しく羚くんは、気にしてくれているみたいです。




「ちょっと待ってて。帰る準備してくるから」



「急がなくていいから、こけないようにね」



「こ、こけないよっ!」



なんて言ってるそばから、ロッカーまでの行くのに2回ほどこけそうになったことはれいくんには内緒。





< 17 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop