【完】好きって言ったら、
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☆
「桐生くん、帰ろう」
放課後、いつものように俺の机に来る華。
なんやかんやで最近は仲良く出来てると思う。
(華って呼び捨てするようにもなったし)
華のやっていたカフェのバイトは、店長がよりいいコーヒーを作るため修行に出たとかいう訳の分からない理由で閉店。
またコーヒーが作れるようになったら開店するらしい。
……いつになるかは未定。
華がバイトをやめたら、俺の悩みの種の一つだった“羚くん”がいなくなり実はちょっと嬉しかったりする。
華にはぜってー言わねーけど。
今だって俺の席に来るだけなのに、つまずいてこけそうになってるし。
その姿を見ただけで、あー可愛いなとか思う俺は多分重症。