伝えたかった。

「わかるよ!私のおばあちゃんがよくいくから


私も何回か行ったことあるんだ~。」


「そっかー!」


「真紀ちゃんの家はどこらへんなの?」


「私の家は商店街の少し奥にあるよー。」


「そっかあ。みんな家近いんだね!」


話が盛り上がったせいか


帰り道が短く感じた。




二人に別れを告げると


このまえの男の子がかなり後ろを


歩いているのを見つけた。


わたしが通っている中学と


同じ制服を着ている。


(やっぱり同じ中学だったんだ。


ここら辺に住んでいるのかな?)


話してみたいと思ったが


もしかしたら先輩かもしれない。


ちょっと怖いので私は


すぐに家に入った。
< 23 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop