伝えたかった。
周りの子たちも徐々に私を避け始め、
学校が大きらいだった。
小学六年生からはいじめはピタリと止んだ。
でも誰も信用できなかった。
常に陰でコソコソと悪口を言われてるような
そんな気持ちで小学校を卒業した。
あしたは中学校の入学式。
また同じことが起こりそうで
怖かった。
「あー・・・。中学やだな。」
心の声が思わず口から漏れた。
でも逃げていてもダメだと私は学んでいた。
次こそは楽しい学校生活にしたいと
思っていた。
「よし!がんばろーっと。」
真っ暗な部屋で私は深い眠りに落ちた。