クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「のっち、ありがと」
「ううん!全然だよ!!それより、野村くんに言いたいことがあるんだけど」
「言いたいこと?」
深く深呼吸をする。
言える。今なら言える。頑張る。
振られても大丈夫だ。頑張れ私。
「野村くんの事が好きです」
「…………は?」
私の発言に驚いたのか、変な声を出した野村くん。
「本気です。いきなり、ごめんなさい」
「いや、えっと」
野村くんは、私のあげたプレゼントをガサガサしながら慌てている。