クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「へへへへ……楽しみだなぁ」
「笑い方がきもい」
今は、何を言われても何も思わないもーん!!!
私は、祐月と文化祭の約束を出来て浮かれていた。
「ちなみに、由良のクラスなにするの?」
「私?定番のお化け屋敷!!」
「あ、そう」
私が、お化け屋敷!というと、祐月はホッとしたような顔をした。
「なんで今ホッとした!?」
「いやー……隣のクラスがメイドカフェとかするって言ってたし」
「……も、もしかして心配してくれた?」
「ご想像にお任せします」
祐月は、いちごオレを全部飲んだのか、ゴミ箱に捨てて私を置いて歩いていった。