クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「……乃々華、ちょっと着いてきて」
俺は、乃々華の手を引っ張って人通りの少ない廊下へ行った。
「な、に?野村くん、どうしたの?」
「はー……」
俺は、ため息をついて、困惑している乃々華を見た。
「……なんていうかさ、なんかもう」
「なに?」
「露出しすぎ」
俺がそういうと、ボボボッと一気に顔が赤くなる乃々華。
俺は、自分が来ていた制服を脱いで、乃々華に着させた。
「それ、着てて」
「え、悪いよ」
「頼むから。俺のお願い」
そこまで言うと、乃々華は俺のいうことを聞いてくれてしっかり着てくれた。