クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



俺の名前を呼びたいとか……そんなの……



「む、無理っ!!」



「ええっ!!」



咄嗟に口から出た、「無理」は乃々華の顔を悲しくさせた。



「いや、えと、そういうことじゃなくて!!なんていうか……」



「……」



「……っ……照れるんだって」



俺はそう言って、乃々華に見られないように赤い顔を隠した。



本当、どこまでも可愛すぎる俺の彼女のことが、俺は愛しすぎる。


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