クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「でもさ、毎時間こうやって今井くんのとこ来るのも嫌いじゃないよ!!」



石原さんは大声でそう言った。
うん、だから……うるさいんだよね。



「そ」



うるさいけど、嬉しいから。
俺って、石原さんに甘いのかな。



「明日、どっか行く?」



「え!!」



ポンッて頭に出てきたから誘った。
石原さんは、目を丸くして驚いて大きく頷いた。


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