クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「焼きそば食べる?」



渉の目の前にお皿と割り箸を突き出して私はそう言う。
すると、渉は笑いながら丁寧に断ってきた。



チッ。



私は、そんな渉に心の中で舌打ち。



「それより、休憩まだ?」



「あともうちょっと」



私の仕事が終わったら、渉と学校を回る予定だ。


< 150 / 178 >

この作品をシェア

pagetop