クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「あれ?中村さんの彼氏?」



そんな時、隣から私に向けて声が聞こえた。



「まぁ、そんなとこ?」



「初めましてー」



話しかけてきたのは、隣で焼きそばを作っている文化祭実行委員の委員長さんだ。
渉が、委員長に軽く挨拶をする。



「じゃあ、もう行ってきなよ」



「え!でも、まだ時間じゃ……」



「いいよ、いいよ!何とかしとくから!楽しんできてね」



私と渉は、そんな委員長の優しさに甘えてみんなよりも早く上がり文化祭を楽しむことにした。


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