クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「良かったな、舞琴」



「本当、委員長優しい」



委員長は、れっきとした女子だけど、男らしさがあって、かっこいい。



「さて、どこ行きます?」



渉は、そう言いながら私の右手を握ってきた。



「渉の好きなとこでいいよ?」



私がそう言うと、渉は困ったような悲しいような顔をした。


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