クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「なに?その顔」



「別に?」



渉は素っ気なくそう返事をしたけど、すぐに笑顔になって、近くにあったタピオカを売っているクラスへ入った。



「んー、舞琴カルピスでいいよね?」



「ん」



「カルピス味2つ」



渉は、そう言って私の分もお金を出してくれた。


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