クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「あんなに、素直に気持ちぶつけてくれる人他にいない。とりあえず、単純に可愛いの。見てて飽きない」
そう言って、俺は笑った。
そんな俺を見て驚いたのか、2人とも口が開いている。
「なに」
「いや、祐月がそんな事言うなんて」
「雪降るんじゃね?」
「いや、夏だから」
野村のボケにツッコミを入れながらも、俺も変わったなって思った。
俺が変わったのは……俺を変えたのは紛れもなく石原さん。