クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「デートかぁ……」
頭を抱えて悩む野村は、西川さんのことを凄い思ってることが伝わってくる。
「なんかさ、イベントないの!?西川さんの誕生日とか……!!」
渉がそう言うと、「あ!」と野村が大きな声を出した。
俺は、いちごオレを片手に野村をジーッと見る。
「俺の誕生日が近い!」
「そんなの聞いてねぇよ」
渉が野村にツッコミを入れているけど、それもそれで……
「野村の誕生日にデートすれば?」