クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「なんで教えてくんないの」
「ごっごめん!何か言いづらくて……」
「てことは、今まで告白されてきたことも全部俺に教えてないってことだよね?」
今井くんが、凄いオーラで凄い怖い顔でそう言うと、定員さんがカレーライスたちを運んできてくれた。
「わぁ!!美味しそう!今井くん、どっち食べる!?え!?もうアイス食べるの?だめだよ!」
「アイスとか言ってないから。話し逸らすな」
動揺が隠しきれない私の腕を今井くんがとった。
「うっ……」
「教えてくれないの?」
「ちがっ「ふーん」
今井くんは、もうどうでもいいや的な感じでカレーライスを食べ始めた。