クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
「あ、あの今井くん!?」
私が、目の前の今井くんを見て、そう叫んだ瞬間……
ドンッ!!!
「いっ……た……」
今井くんに、壁に押し付けれた。
な、なんなんだこの状況……。
「今井くん……2回目の壁ドン!!」
「そうですね」
今井くんは何でもないようにそう言うけれど、私の心臓はバクバクですよ!?
今井くんに今から何を言われるのか怖いのと、壁ドンされてドキドキと……はぁぁあ……心臓持つかな!!!
「壁ドン……一回目は、私が告白したときだったよね!!」
「……」
私は、壁に背中をついたまま話し出した。