クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉




「なんでそうなるかな」



今井くんは、握りしめていた私の手をギュッとさっきよりも強く握りしめた。


私も、今井くんの倍強く握り返す。


すると、今井くんは笑ってこう言った。



「石原さんは特別でしょ。好きな人を苦手だなんて有り得ないから」



うん……。



「石原由良死亡」



「死なれたら困るんだけど」



だって、だって!!!
私は、赤くなってるであろう顔を隠すために繋いでない方の手で顔を隠した。



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