クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉
そっと、横から今井くんの……違った。ゆっ祐月の顔をのぞき込むと、なんとまぁ!!!!!!!!まぁまぁ!ね!
私よりも顔が赤い!なにこれ、トマト?あ、りんごか。
「今……違う、ゆっゆゆゆゆ祐月」
「……なに?由良」
祐月は、顔を両手で隠したまま、目だけチラッと私の方を見た。
祐月の顔はまだ赤いままで……だめ。私の頬も赤くなってくのがわかる。
だめだ……祐月が可愛い。