クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「ん」



「えっと~……これ?」



私は、差し出された今井くんの手にポンッと手を重ねた。



「え、なに。ワンワンみたいな?」



「なんでそうなるの」



今井くんは笑いながらそう言って、私の手を握って歩き出した。



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