俺を求めろよ。
……最悪すぎる。
「もしかして、沙織も?」
私の手を両手で握られてびくりと肩が跳ねた。
目を輝かせる悠朔はまるで子供のよう…
「俺たち……」
もしかして『運命の相手』とか言う気!?
「すごいなっ!」
よかった。。
『運命』なんて言われたら、すぐにその場を逃げてた。
いやっ、残念なはずなのに、逃げれなくなったじゃん!
私、無意識の中でよかったって思っちゃってた。。
「うっ、、、ん。」
素直に喜べないな。