俺を求めろよ。

苦しいの





「さおー、遅刻するわよー!!」



うるさく鳴るはずの目覚ましが鳴らずに、針が進んでいく。


目覚ましかけるの忘れてた!!



時計を見ると遅刻する時間。



「お母さん、遅刻だけは許さないからね?」


怒鳴り声のお母さん。



そんな、朝から怒鳴らないで欲しいんだけどな……
近所迷惑だよね。



久しぶりにワイシャツに袖を通し、スカートをはいた。


変な気分だな。。



なんて考えを捨ててすぐに学校の準備をして、家を飛び出して自転車に跨いで漕いだ。




< 20 / 102 >

この作品をシェア

pagetop