俺を求めろよ。
苦しいの
「さおー、遅刻するわよー!!」
うるさく鳴るはずの目覚ましが鳴らずに、針が進んでいく。
目覚ましかけるの忘れてた!!
時計を見ると遅刻する時間。
「お母さん、遅刻だけは許さないからね?」
怒鳴り声のお母さん。
そんな、朝から怒鳴らないで欲しいんだけどな……
近所迷惑だよね。
久しぶりにワイシャツに袖を通し、スカートをはいた。
変な気分だな。。
なんて考えを捨ててすぐに学校の準備をして、家を飛び出して自転車に跨いで漕いだ。