俺を求めろよ。



「……ありがとうございます。」


ペコリと軽く頭を下げると少し頬を染めて、顔をうつむかせた。


もしかして、体調悪いのかな?



「大丈夫ですか?」

「大丈夫です。」


声まで透き通って、爽やかだよ……



先輩かな?

同級生なら大体わかるけど、見ない顔だし。。



なんかの絵本に出てきそうな王子様みたいだな。
って、そんなロマンチストな考え今までしてこなかったのに……


メガネとった方がいいと思うんだけどな。
もったいないな……


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