俺を求めろよ。
委員会が終わると、メガネ王子が話しかけてきた。
「2年の保三塚 さんですよね?」
「……はい。」
なんで、私のこと知ってんのかな?
「俺、3年の野々田 ヒロ(ノノダ)。ヒロでいいから。」
あれ、さっきまでの印象と結構変わるな。
「ヒロさん、保三塚 沙織です。自由に呼んでください。」
ふふっと笑うと頭をポンポンと撫でられた。
ドキッ
女の子扱い得意なのかな?
不意打ちってこともあったけど、ドキッって胸が高鳴っちゃった。。