俺を求めろよ。



委員会が終わると、メガネ王子が話しかけてきた。


「2年の保三塚 さんですよね?」


「……はい。」




なんで、私のこと知ってんのかな?



「俺、3年の野々田 ヒロ(ノノダ)。ヒロでいいから。」


あれ、さっきまでの印象と結構変わるな。


「ヒロさん、保三塚 沙織です。自由に呼んでください。」



ふふっと笑うと頭をポンポンと撫でられた。



ドキッ





女の子扱い得意なのかな?


不意打ちってこともあったけど、ドキッって胸が高鳴っちゃった。。

< 54 / 102 >

この作品をシェア

pagetop