俺を求めろよ。


軽く会話をして別れると教室に向かった。


まだ電気がついてる教室。

まだ、人がいるのかな?




「おっせーよ!」



私の席にどかっと座ってるのは、どう見ても私の彼氏の磯貝 悠朔。


「待っててね、なんて言ってないよ?」


嬉しいけど、驚いて酷い言葉を言ってしまった。



「嬉しくないのかよ。。久々に俺と帰られるんだぜ?」



なんで、そんなに上から目線なのよ。



「………バーカ。」


嬉しすぎます。。



この気持ちを必死に隠そうと強い言葉を言ってみる。



「……沙織、ん!」


手を私に差し出してきた。



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