俺を求めろよ。




「………!」


手繋いでもいいってことかな?



久しぶりだから嬉しいなっ!



手を掴むと、手を引かれて抱き寄せられた。








「お前は俺のもんだよな?」




その言葉はあまりにも冷え切ってるようで、私を縛り付ける言葉にぴったりだった。




なんて答えればいいの?

答え方がわからず、悠朔の腕の中で頷くしかできなかった。


それに納得したみたいで私をゆっくり離してくれた。




……なんで、そんなこと急に聞いてきたの?


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