俺を求めろよ。
私たちは幼稚園時代からの幼馴染み。
毎日、3人泥だらけになるまで遊んだ。
それから小学校、中学校と進級して、心も身体が成長をした。
それと同時に私は諒のことを男の人として見るようになった。
きっと、諒も私のことをそういう風に見てると思ってた。
……いやっ、確かにそのはずだったんだけど、香奈美も好きだって教えてくれてからおかしくなった。
『応援してくれるよね?』
当たり前かのような言葉。
香奈美を責めたいわけじゃないけど、その時頷いちゃった自分がすっごくイヤになった。
あれから何回、“ 私も好き ”って言えたら……って思ったかな?
香奈美にちゃんと伝えられなかったのがいけないことだったな。。