俺を求めろよ。
それから応援するということを諒から距離を置くという結論が出て、それから何回も避けた。
中学2年の春、諒が転校することを聞いたけど、だからと言って私は避けるのをやめたわけじゃなかった。
香奈美はそれが絶好のチャンスだと思って告白をしたら、諒も『好き』と言ったみたいで2人は付き合った。
……そんな、諒がなんで私に会いに来たのかわからない。
そして、あの日なんであんなことをしたのかも知らない。
私を傷つけたかったのかな?
最後まで避けてたから……
それなら、言葉で言って欲しかった。
あんな、ひどいことしないで。。
「話ってなに?」
「……近くにあるカフェで話さない?」
諒が言ってるのは、学校の近くに可愛らしい個人店のカフェ。
「行かない……」
諒と2人っきりになりたくないよ。。
「おい!」
後ろからすごい怒鳴り声が聞こえた。
振り返らなくてもわかる。。