気づけばそこに
「来てたんだ、ごめんな。」
「あ、ううん。今来たとこだから…。」
一年生の下駄箱に戻ろうとした時、後ろから「例の幼なじみちゃん?」と未来と呼ばれる人が大ちゃんに話しかけていた。
いつもなら、大ちゃんが私の話をしてるんだ!
って喜ぶとこなのに、今は全然嬉しくない…。
ローファーを履いていると、大ちゃんは「由宇の足ちっさ!」とからかってきた。
「は……」
は?うるさい!
って言ってやろう…と思ったのに。
「そんな事言わないの!
可愛いじゃん!」
「はははっ、なんで未来がかばうんだよ(笑)」
……………なんで、貴方が言うの………。