As sweet honey. ー蜂蜜のように甘いー
放課後、私の家にそのまま帰ってきた。
「千代ー、久々にゲームしない?」
「しよう!うん、しよう!」
「なんか乗り気だね。どうしたの?」
「いや、特になにも!」
言うんだよね?
私、悠太のこと好きだから言っちゃうんだよね?
悠太の顔を見るだけでドキドキして、動揺してしまう。
のうのうとTVをつけ、ゲームの準備をする悠太。
「よし、準備完了。ゲーム、これで良かった?スーパーマナコタシスターズなんだけど」
「全然いいよ」
悠太の隣に座り、コントロール機を手にした。
「じゃあ、僕はいつものマナコにしよ。千代はマナピ?」
「うん」
二人で協力してステージをクリアしていくゲームだ。
「僕が土台になるから、千代が上に行って!」
「わ、分かった」
久々のゲームが楽しくて、ふたりしてのめり込んでいた。
そうしたら、いつの間にか時間は過ぎていて………
ギュルルル〜と、悠太のお腹が鳴った。
「わ、もう直ぐ8時だ」
「今日はピザ頼もっか」
「わーい!」
今夜はデリバリーピザを電話で注文することにした。