×印彼氏。
良と始めて合ったのが、今年の春。
高校2年生のクラス替えで同じクラスになったから。
それまではお互い名前だって知らなかったと思う。
あれからもう8ヵ月も立つのか……
「高橋 乃愛?キラキラネーム?」
「っな、キラキラネームじゃないし!!」
名字が似てて、隣の席からスタートしたソイツは、イキナリそんなこと言い出すんだもん。
デリカシー無さすぎだよね。
「オレ小鳥遊 良。なんか部活入ってんの?」
「帰宅部。小鳥遊は?」
「バレー。そだ、高橋マネやってよ!」
「はぁ?なんで2年生からマネしなきゃいけないの」
さっきのこともあって子供みたいな私はついついキツく返してしまう。
今のは流石に大人げなかったかな、と恐る恐る顔色を伺うと、気にも止めずにけろっとして言った。
「マネみんなバスケとサッカーだもん。
バレーに誰も来てくんないの」
「…………」
無理ならいいよ、去年はそれでやってこれたから。
そう笑う横顔は、本気でバレーを愛してるように見えて。
「…………考えとく」
きっとその時から、好きだったのかも。
名前で呼ぶようになったのは委員決めの時。
「風紀委員、やりたい人は居ますか」
「「はい」」
誰かと声が被って、辺りを見渡すと、例のアイツが。
「それじゃ、小鳥遊くんと高橋さんで」
「タカナシとタカハシって似てね」
「それな。じゃあもう名前呼びで」
「いいでしょ?良、乃愛」
と、半ば強制的にクラス内で名前呼びが決定。
釣られるように私たちも名前で呼び合った。
結局、私は、バレー部のマネージャーを始めた。
高校2年生のクラス替えで同じクラスになったから。
それまではお互い名前だって知らなかったと思う。
あれからもう8ヵ月も立つのか……
「高橋 乃愛?キラキラネーム?」
「っな、キラキラネームじゃないし!!」
名字が似てて、隣の席からスタートしたソイツは、イキナリそんなこと言い出すんだもん。
デリカシー無さすぎだよね。
「オレ小鳥遊 良。なんか部活入ってんの?」
「帰宅部。小鳥遊は?」
「バレー。そだ、高橋マネやってよ!」
「はぁ?なんで2年生からマネしなきゃいけないの」
さっきのこともあって子供みたいな私はついついキツく返してしまう。
今のは流石に大人げなかったかな、と恐る恐る顔色を伺うと、気にも止めずにけろっとして言った。
「マネみんなバスケとサッカーだもん。
バレーに誰も来てくんないの」
「…………」
無理ならいいよ、去年はそれでやってこれたから。
そう笑う横顔は、本気でバレーを愛してるように見えて。
「…………考えとく」
きっとその時から、好きだったのかも。
名前で呼ぶようになったのは委員決めの時。
「風紀委員、やりたい人は居ますか」
「「はい」」
誰かと声が被って、辺りを見渡すと、例のアイツが。
「それじゃ、小鳥遊くんと高橋さんで」
「タカナシとタカハシって似てね」
「それな。じゃあもう名前呼びで」
「いいでしょ?良、乃愛」
と、半ば強制的にクラス内で名前呼びが決定。
釣られるように私たちも名前で呼び合った。
結局、私は、バレー部のマネージャーを始めた。