1800日の違い
side勇輝
あー遅刻だこれは。
校門の前で立ち止まっていたら
『 どんっっ!』
いたたたた。
「だ、だいじょうぶ??」
おれはそう声をかけた。
「ご、ごめんなさい。」
そうやって涙目謝ってきた女の子は。
めちゃくちゃかわいい。
やべえ。ドストライクだ。
「あの、急いでるので失礼します!」
あ、いっちゃった。
ちくしょー。
名前くらい聞いとけばよかった
あとでさがすか((((((
よし、教室行こっと
『 きゃあああああ。』
廊下で女子たちが騒いでる。
俺のことを見て。
俺はそんなにかっこいいのか??
でも正直この学年のアイドルだ。
自問自答しながら笑顔で答える
「みんなおはよう」
「「「お、おはようございます!」」」
おーおー朝から元気がいいことで
教室に入ってもそれは変わらず
「お、おはよう勇輝。」
「んあ、おお おはよう」
声をかけてきたのは同じクラスの
三橋さえ (ミツハシサエ)
昨日俺に告白してきたやつだ
きまづい、きまづすぎる。
そんなおれをよそにみんなは
ひやかしてくる。
しょうじきうざい。
俺はそれに耐えながら1日を過ごした