答え合わせ




浦上くん…


早く意識を取り戻して…!






あの時の光景は、忘れようとしても忘れられない。だから、今でもハッキリと覚えてる。












ーー-
ー-





部活が終わり、あたしは猛ダッシュで校門へと向かう。


浦上くん…いるかな? 校門に近づくも、浦上くんの姿は見えない。


とりあえず、校門周辺をうろちょろしていると…



「…南!」


振り返らなくても分かる。だって私の大好きな人だから。


「浦上くん!」


あたしはとびっきりの笑顔で返す。あれっ…? 浦上くん…、頬が赤い?


「あ、あのさ…、いろいろ話したいから、一緒に帰らない?」


「うん! いいよ‼︎」


やった〜!

まさか浦上くんから誘ってくるなんて。














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