[短編]草食系男子の恋愛日記
日記2
あの日から土日を挟んで、今日は月曜日。
土日の間も神野君のことが気になって仕方なかった。
いよいよ待ちに待った掃除の時間。
私は一番乗りに図書室についた。
今日は神野君もいなかった。
ノートを開くと…。
“僕の好きな人は、三浦咲さん。君だよ。そろそろ気付いてよ”
「って、えぇ!?私??」
「そうそう、君」
「なんで私…」
「前から気になってたんだよ」
「へぇ…。て、誰!?」
何者かと自然に会話をしてしまっていた私。
周りを見てみても誰もいない。