LOVE LIFE~甘ずっぱい青春~
教室につくと、皆はお弁当を広げていた。
あたしも自分の席に戻り、お弁当を持ってあかりの席に向かう。
「大丈夫?莉愛」
あかりの席に着くとすぐ、そう聞いてきた。
「うん、大丈夫だよ!心配ありがとう!」
あたしたちは話しながらお弁当を広げる。
「で、朝の考え事について聞こうか」
あ、そうか。話さないとね!
「えっとね、実は…」
あたしは今朝の一連の出来事をあかりに話した。
「…という事なの!どう思う?」
「あんたその占い、信じてるわけ?」
あかりは質問に質問で返してきた。
………信じてるんだろうか?
でも信じてなきゃこんなに考えないよね…?
「…うん。信じてるんだと思う」
あたしが曖昧に返すと、丁度そこへ遼くんがやって来た。
「やっほ、あかり。会いに来ちゃった」
そんな遼くんにあかりは
「ねー聞いてよ。莉愛ったら……」
とあたしが今話したことをそっくりそのまま話し始めた。