そこには、君が





「あっ、だめ…、これ、変に…」





刺激が強い。


いつも触れないような部分に、


当たる感覚がある。


大きくなった大和のそれが、


私を貫くような感じがする。







「気持ちいいって言えよ」





「気持ち…い、ですっ…」






すると地面についている方の足に


力が入らなくなった。


全体重が傾きそうになった時。


大和はもう片方の手で、


地面についている方の足を持ち上げた。






「んんんんっ、やば…いっ、んん、あんっ、」





おそらく今までで1番飲み込んだ。


大和も少し顔を歪めて、


それでも尚動きは止めない。






「明香、可愛いっ…」






「や、ま…好き、大好き、」






壁に付いていた手は私のお尻を支え、


抱っこされながらセックスをする体位。


ただでさえ経験のない私だから、


確かにこんな経験は初めてだ。







「キス、して…」





「好きだ」






せがむ私にそう言って、


大和は深いキスをしてくれた。


チュっと鳴るリップ音が、


艶やかさを際立たせる。


お互いを飲み込みながら、


お互いを愛し抜いた。


果てた後、私をベッドに下ろすと、


その横に寝転がった大和は、


私を自分に寄せて抱きしめる。


聞けば行為後の密着を嫌がる男性も多いそうで、


こんな風に一緒にいない人もいるんだとか。







「辛くなかったか?」





「うん、大丈夫だよ」






激甘な部分はやむことを知らず、


大和はいつもベッドの上では


私を甘やかす。







「明日起きれるかな、」





「俺もそれは思った。ちょっとやりすぎたな」






そう言われて思い出しながら、


照れを必死に隠した。


明日はどこへ行こうか。


許された1日をどう使おうか。


そう考えながら気付いたら意識を手放していて、


目が覚めたのは夜中の2時だった。





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