先生、あのね…

「ちゃんと直しなさい」

「今手が塞がってるんです」

「そんなチャラいやつにはデコピンするぞー」


(え?!)



先生は指を構えてきた。


「わ、私、石頭なんで!」


「どうぞどうぞ!先生、うちが押さえときますんで!」


憂ちゃんがそれに乗って私を押さえつけた。


拒んだけれど、憂ちゃんの力には負けてしまう。

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