先生、あのね…


迫り来る先生の指。


そんな……先生……痛いことしないよね……?



「よーし、思いっきり痛くしてやろー(笑)」


先生は中指をパチパチ擦らせながら言う。


緊張と恐怖で鼓動がビクビク鳴り始める。




どんどん、近づいてくる先生の中指。


私は声すら出なかった。



だって……やめてくださいなんて今更言っても逃げられない。

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