先生、あのね…


それから先生とすれ違う度に「あ!」と思い出すかの様に私に気づいて、「明日返すから」と声を掛けてくれた。


それが凄く嬉しくて、ずっと返さなくても良いって思った。


だって、返されたら終わっちゃいそうで。


だからこのままずっと引き伸ばしてほしかった。



来週のイラストコンクールの絵が完成して、先生に見せると褒めてくれた。


こうして今日も精一杯話の話題を探してる。
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