先生、あのね…

誰かがこういった。

『あの人はやめておいたほうがいいよ』


だけど、私には分からない。



何故なら眼に見えているのは、そこはキラキラと輝く世界だから。


私は眼に映るその世界しか、見えていない。


だから例え幻を見ていたとしても、私には分からない。


私は一生幻を見ていたい。
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