先生、あのね…


昼休みに入ると私は飴を掴んでポケットにしまいこんだ。


なんとなく、高山先生と桐﨑先生に会ったらあげようと思った。


廊下に出ると早速廊下を通り過ぎた桐﨑先生がいた。



私は急いで桐﨑先生を追いかけモジモジしながらも声を掛けた。


「先生…先生…!チョコレートケーキとチーズケーキどっちがすきですか?」


「うーん…どっちも好きだよ?なんで?」


「なんとなくです…!」
< 60 / 220 >

この作品をシェア

pagetop