先生、あのね…

そんな話をしていると職員室のドアから顔を出したのはあの篠田先生。


また……!今いいところなのに!!!

なにニヤニヤしてるんですか!!!


篠田先生は一瞬居なくなったのかと思うとまた入ってきて鼻の下を伸ばしながらこちらに向かってきた。


なんでそんな顔で来るのぉおおお!!


「な、なんで来るんですか!」


「いやここ俺の席だから」


桐﨑先生の目の前の席。
< 94 / 220 >

この作品をシェア

pagetop