深夜1時のラブレター
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柊木亜依がお届けしています、heartbeat-island。次は、リスナーの心を届ける『想い人へのラブレター』というコーナーです。
今週も、みなさまの届けたくても届けられなかった想いを、私が代読いたします。
それではさっそく1枚目のお手紙をご紹介しましょう。
ラジオネームS.Hさんから、Aさんへのラブレターです。
「親愛なるAさん、僕はいつもあなたのことを想って生きています。と言っても、あなたは僕のことを知らないから一方通行の想いです。それでも、僕はあなたの声にいつも元気を貰っています。
先日、思いもよらない出来事が起きました。僕はある病に侵されてしまい、手術を受けることになったのです。
その手術はとても危険なものです。そして場所がとても悪く、もし一命を取り留めたとしても、記憶を失ってしまう可能性が高いのです。
僕はAさんのことを忘れたくない。
でも、もしかしたら忘れてしまうかもしれない。
だから、その前に1度だけ勇気を出して会いに行きたいと思います。
どうか、僕の想いが届きますように」
すみません、実はこの手紙は今から3か月前のものです。
こちらの不手際で、読み上げるのが遅くなってしまったのですが、彼の想いはAさんに十分伝わったと思います。
……伝わっていますよ、本当に。
S.Hさんの想いと一緒に届けた曲は、
スピッツで「君が思い出になる前に」でした。
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手紙を読んでいる途中から涙を溢れてしまい、震える声を押さえるのに苦労した。
ねぇ、ほまれ。
私は、ほまれと偶然に出会ったと思っていたよ。
違ったんだね、会いに来てくれたんだね。