深夜1時のラブレター
季節は巡る。
いくつもいくつも。
春が過ぎ、夏が過ぎ、落ち葉が道路を塞ぎ、読書をする。
君の好きなココアを作り、君に似ているクリスマスローズを買う。
君がよく歌っていた曲は、いつもポケットに中に入れているよ。
君はまだ、夢の中。
「ほまれ、また来るね」
「……――あ、」
「ほまれ?」
「……あ、い」
「ほまれ!?」
Thank you very much for reading until the end.
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「その辺の女と一緒にしないでよ」
「ふーん、じゃぁ証明してみろよ」
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「私のこと、覚えてます?」
「さぁ? 知らないけど」
どうしてとぼけるの、どうして冷たくするの?
どうして目を合わせない? どうして避ける?
そうしている間にも、どんどんこっちは好きになって
顔だけじゃない、中身も好きになって、好きすぎて
「好きです!」
「いや、だから無理だって」
今日も今日とて、告りますのでご覚悟を
♢―――――――――――♢
2018.10.18~12.09
別サイト「報われない恋だと知っていても」より
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