深夜1時のラブレター
酔った勢いで、見知らぬ男を連れ帰ってしまったのは、まぁ良しとしよう(良くないけど)。
女だって色々あるわけで、人肌恋しくなれば、誰かと肌を重ねたいと思うのも当然で、そこにちょっとばかりタイプの男がいれば……まぁ、ね。
だけど、未成年は無いよなぁ。
冗談抜きで捕まるのは、私の方だ。
「ちょっと、本気で落ち込まないでよ」
「ごめん」
「謝るとか!それこそ酷い」
「あ、えっと」
立場逆転。
本気で気分を害しているように見える彼に、恐る恐る年齢を聞いてみると、18という答えが返ってきた。
なんだ、それなら許容範囲?だめ?
年齢を聞いてみれば如何にもその年頃らしい、大人でも子供でもない表情で彼は私を見つめて。
「俺はすごく良かったけどね」
照れた様子を隠しもせずに、唇を私の肩に押し当てた。
「あ、ちょっと……」
ひんやり柔らかい感触。
朝日を受けて柔らかく光る髪の毛。
透き通る白い肌。
長い手足に、幼さの残る顔。
無邪気な笑い声。
これが、彼と私の出会いだった。