この恋名前をつけて
「そんなことないよ。というか今更会うから話が弾むんじゃないの?」

私は舞美の言葉を無視し、この賑やかな会場からでた
なぜか、外に出たくなったのだ
この、心地よい風に当たってぼんやりしてると

「なーべちん」

「あっひでとくん、まだそんな変なあだ名で呼んでるのね」

「俺ん中でなべちんはなべちんだもん」

「そう。相変わらず面白いね」

「まあな。てかなんで浮かない顔してんの。。って峰か」

「孝之は関係ないよ。ちょっとお酒のペース早すぎて、酔い覚ましてんの」

「ふーん。あっ峰じゃん」

「えっ」

ひでとくんの声に過剰に反応してしまった自分が恥ずかしい

「やっぱり」

「もう、なんで騙すのよ」

「なべちんが嘘つくから」

ひでとくんは分かっていた。私が孝之を待ってることを、ひでとくんと孝之は親友で私と舞美と孝之ひでとくんでよく四人でいた。
ひでとくんなら孝之が来るか知ってるのかな?

「ひでとくん。今日くるの?孝之」

「気になるなら自分で聞いてみれば?」

「私、孝之の番号知らないし」

と言うと大声で

「ぜろはちぜろー」

と番号を言い出した

「ちょ、待ってよ!」

と言ってもひでとくんは待ってくれず、私は急いでスマホを出し番号を打ち始めた。
番号を言い終えたひでとくんは、俺戻るわと言いみんなの元へ帰っていった
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