そこにいた
「出で来てくれた~。
せっかくの夜なんだから、話そうよ。」
そうだね、進路のことも話さなきゃね。
「先生こそ、体調は?」
「え?僕?」
「風邪はもう大丈夫?」
「うん、お蔭様ですっかり良くなったよ。」
「また倒れたら言ってね!私が看病してあげる。」
「ほんとに~?」
「本当にぃ!
私ね、
看護師になりたい!」
「えっ?」
「えっ?ダメ?」
「・・・・・・。」
「先生?」
「いやっ、いいと思うよ。」
「何?今の間・・・・・・。」
まさか、喜んでもらえると思ったのに。あんまり、嬉しそうじゃない。
「先生?
あんまり嬉しそうじゃないね・・・・・・。」
何だかへこむよ。
「綾子ちゃんっ!
そうじゃないよっ!」
「なに?」
「えっと、、、まぁ、綾子ちゃんの、その・・・・・・。
ナース服姿を想像してしまって・・・・・・。」
へ?
「変態~!」
私は思わず、先生に枕を投げつけていた。
もう、何考えてるのかと思ったら!