そこにいた

それから私は先生に看護学校の試験を受けるつもりだと話した。




また親にも言ってないのに、先生に先に言っちゃった。もちろん、先生には口止めしておいた。





「ところで先生?






私のこと、綾か綾子って呼んでよ。」







「へ?」







「なんか私の方が年下なのにちゃん付けされると、子供扱いされてるみたい。」






「え~子供じゃん。






キス一つで真っ赤になっちゃうんだもん。」






チュ






と今度は私の唇にキスをした。






「も、もう!」






「可愛い、綾子・・・・・・。」






今度はゆっくり、私の唇に先生の唇が重なった。






私たちはそれから何度もキスを繰り返しながら、手を繋いで、同じベッドで眠りについた。
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