そこにいた
あぁ、頭が重くなってきた。
ベッドに頭を預けて、頭に手を当てる。
泣きすぎて、目がカピカピに乾いてる。
わっ、冷たい。
先生の手が私の目頭に被さる。
気づくと目を閉じていた。
亮先生の手、冷たくて気持ちいい。
頭が重くて目を閉じたままでいると、亮先生の手は離れた。
ん?
パッと目を開けると、胸元のボタンを1つ外す亮先生。
「イヤッ!!!」
突然何も言われないで、胸元に亮先生の手が伸びてる。
「ちょっと!
じっとしてて。」
わきに冷たい体温計が入ってきた。
ん?体温計?