そこにいた
でも、あれから亮先生の様子を見てるけど、何も変わらない。
私が緊張しっぱなしだった。
そして今も、目の前にいるけど、私ばかりが緊張する。
「亮先生・・・・?ご飯のときもここにいるの?」
そういって、隣にいる亮先生を見る。
「だって、ちゃんと最後まで食べないんだから。」
「今まで動いてないから、そんなに食べれないよっ!!!」
「あ、調子が戻ってきた。」
へ?
「最近、綾ちゃんはなんだか様子が変だよ?」
「う・・・・・・。何でもありません。」
「どうしたの?どこか心配ごとでもあるの?」
そういうと、私の顔をまじまじと見つめてくる。
「だ、大丈夫ですからっ!!!」
そういうと、扉のほうから、
「ふふふ・・・・・。」
という声がしたほうを見れば、武田先生・・・・・・・。
もう!!!
その様子を亮先生は無表情で見ている。
人の心をもてあそんで!!!それでも父親なの!?